方針
栄養管理科は、医療の一環として、患者様ひとりひとりの病状に応じて適切な栄養量を提供するとともに、食事の質とサービスの改善を目指します。
私たち栄養管理科では、入院中の患者様一人ひとりの栄養管理計画・評価に基づき、栄養面や形態面だけではなく安全と安心な喜ばれる食事の提供に努めております。
今後も他職種と協働で、患者様のためにより良い栄養管理業務ができるよう努力していきます。
栄養管理科長 あいさつ
入院生活をおくることとなったみなさまに、栄養面での支援を行っていくのが栄養管理科です。栄養管理科には管理栄養士、栄養士、調理師などが所属し業務を担当しています。
具体的な業務としましては、食事摂取が可能な方には給食を、経口摂取が困難な方には
栄養剤などを提供しています。
また、院内での栄養管理科の役割としましては、給食委員会を2ヶ月に1回開催し給食に関わることを協議し、安全に食事を提供できるように努めております。
さらに、栄養サポートチーム(Nutrition Support Team, NST)委員会を多職種から組織し
1日に必要な栄養量や摂取しやすい食形態などについて週に1回のNST回診で検討しています。当院は、NST加算をいただいており、“すべては患者さんのために”というNSTの考え方に
則り活動を行っています。加えて、管理栄養士からの栄養指導として、食事療法について
説明させていただいております。
これからも、入院されている方々に対して適切に栄養面での支援を行えるよう努めていきたいと考えております。ベッドサイドに栄養科スタッフやチームでおじゃまさせていただいた際には
何なりとご意見ご要望をお聞かせ下さい。
スタッフ紹介
常勤 管理栄養士 2名
栄養士 1名
委託 栄養士 4名
調理師 4名
調理補助 5名
入院中のお食事について
☆食事時間
朝 7:30 昼 12:00 夕 18:00
☆食事の種類
一般治療食…常食、学齢食、幼児食、離乳食、妊産婦食、軟食(流動、3分粥、5分粥、7分粥、全粥)
特別治療食…エネルギー調整食、食塩調整食、たんぱく調整食、脂肪調整食、潰瘍食、検査食、濃厚流動食等
※食形態は、状態に応じてきざみ、ミキサー、トロミ等対応しています。
また、段階的な嚥下食も提供しています。
☆行事食
少しでも季節を感じていただけるように、行事食を提供しております。
また出産御祝い膳、誕生日の日にはメッセージカードと一緒にお届けしております。
☆安全・衛生
栄養管理科では大量調理施設管理マニュアル(HACCP)に沿って食事を提供しております。
また、食品放射能分析に取り組んでおり、使用する食材については事前に検査を行っております。
栄養指導・相談について
医師の指示に基づき、病棟のデイルーム、ベットサイド、栄養相談室で食事療法の必要な患者様とご家族を対象に約30分~1時間程度、食事や食生活の改善点について相談に応じます。
希望される方は、主治医または看護師までお申し出下さい。